東日本大震災と沖縄

2017年3月11日で、東日本大震災の発生から6年となります。沖縄での取り組みについて調べてみました。

沖縄県の取り組み

地震

東日本大震災で被災し、沖縄へ避難した人は復興庁の資料によると、2017年2月では592人の方が生活しているそうです。この人数は県に届け出のあった人数だと思われますので、自主避難の人々の人数は含まれていないでしょう。

これまでに沖縄県はHPによると

  • 住宅支援(借り上げ住宅の供与や家賃補助)
  • ニライカナイカード(スーパーなどで割引が受けられるカード。2017年3月で終了)

などの支援をしています。福島県が避難者の期間に向けた支援策に移行したので、沖縄県もその意向に従う形で帰還支援をしています。

「一時帰宅支援」、「ふるさと帰還旅費」、「ふるさと移転支援」の3つがあり、沖縄県に避難された方々が、ふるさとに戻ったり県外へ住居を移転する場合の航空運賃の支援を行っています。

帰還に不安のある人や沖縄に移住を希望する人もいらっしゃいますので、今後の支援の在り方が課題になっているようです。

民間の取り組み

追悼のイベント

2017年3月10日、那覇市のパレットくもじ前で、震災の犠牲者を追悼し復興を祈ろうとキャンドルがともされていました。およそ1000本のキャンドルがNPO法人「万国津梁の会」の呼びかけにより、学生や福島出身のボランティアによってともされました。(RBCニュースで放送)

ひまわり迷路

糸満市の平和祈念公園では、平和への祈りを込めて、福島県から贈られた種を使ったひまわり迷路が作られました。このひまわりは福島県から贈られた種を地域の園児たちが植え付けて育てたもので、このひまわりから採れた種は福島県に贈られるそうです。(RBCニュースで放送)

イオンの黄色いレシート

幸せの黄色いレシート

毎月11日には黄色いレシートが発行され、それをBOXに入れるとレシートの買い上げ金額の1%の金額と同額の金額を、イオンがそれぞれの団体に寄付しています。毎年3月は東北の子供たちを応援する団体に寄付されます。

沖縄じゃんがら会

福島県からの避難者の集いの会です。避難者同士が力を合わせて互いに助け合い、心のつながりを作り、ひとりが抱える問題もみんなで解決していこうと発足されました。

2017年3月11日には糸満市の長谷寺で「福の島まつり」が開催されました。音楽やダンスのステージや食べ物の屋台、生活相談などなど。避難者、移住者、沖縄県民の枠を超えて、誰もが参加できるお祭りです。(沖縄じゃんがら会HPより)

残念な出来事もありました

雪遊びイベント中止。2012年2月、那覇市と海上自衛隊は、那覇市の児童館で予定されていた子供向けの雪遊びのイベントを中止すると発表しました。このイベントは1995年から続いている恒例の行事で、自衛隊が「青森県」から雪のない沖縄に移送しているものです。

しかし、沖縄県に「自主避難」している父母から「放射性物質が含まれているのでは」との声が相次いだことが中止の理由だそうです。那覇市は調査結果を公表し、「危険との認識はない」と説明しましたが、理解が得られず、中止となりました。(琉球新報HPより)

私はこの件がTVのニュースで放送されたのを覚えています。震災は2011年、雪のイベントは2012年です。震災直後なら混乱していて、疑心暗鬼になってしまうこともあるでしょう。

なぜ1年近くたって、福島から何百キロも離れた「青森県」の雪に過剰反応するのでしょうか?

この年の雪のイベントは会場を変更して行われたようですが、2013年以降、那覇市内の児童館で雪のイベントは行われなくなりました。

彼らが今でも沖縄で生活しているかどうかは、わかりませんが被災者であれ、移住者であれ、どこの地域で生活するにしても、その地域に溶け込む努力をしなくてはならないと思います。