一人暮らしの生活費にも負担となるのが、毎月支払うガス料金です。沖縄でもガス会社の選択ができますが、賃貸住宅での実現は難しいです。ただし沖縄の一人暮らしでもガス料金を節約するコツがあります。
自宅のガスの種類を調べよう
賃貸住宅の場合、契約している部屋ごとにガス会社が変わるということはありません。
建物の持ち主である大家さんがガス会社を決めるため、建物一棟がすべて同じガス会社を利用することになります。
ちなみに沖縄の場合、多くの賃貸物件で沖縄ガスを利用しています。
なお沖縄ガスは都市ガスを扱うガス会社なので、沖縄ガスからガス料金の請求書が届いている場合は都市ガスを使っていることになります。
もちろん沖縄県内でもプロパンガスを利用している賃貸物件はあります。
プロパンガスはガスボンベから各部屋にガスが供給される仕組みとなっているので、プロパンガスを使用している賃貸物件では、アパートやマンションの敷地内にガスボンベが並んでいるはずです。
ガス料金の簡単な計算方法
沖縄のガス料金の計算方法は、都市ガス・プロパンガスともに同じです。
検針票にはその月に請求されるガス料金の予定金額が書かれていますが、ここに書かれている金額には2種類の料金の合計額が書かれています。
実は請求されるガス料金の内訳は、毎月必ず支払いをしなければいけない「基本料金」と、ガスの使用量に応じて金額が決まる「従量料金」の2つで構成されています。
基本料金は毎月のガス使用量をもとにあらかじめ決められているため、月によって金額が変わることはありません。またガスを使用していない月でも、基本料金だけは請求されます。
次に従量料金です。従量料金はその月に使用したガスの量によって金額が決まるため、月ごとのガス使用量が変われば、従量料金も変わります。
ちなみにガスを使用しなければガス使用量がないので、従量料金もありません。
お風呂が最もガスを使う
一人暮らしで最もガスを使うのは、料理ではありません。
そもそも一人暮らしで自炊する場合でも、1度に作る量は家族で済む世帯と比べると少ないですし、長時間ガスコンロの火をつけ続けることもあまりありません。
さらに最近の一人暮らし用の賃貸物件はIHコンロを使用していることも多いため、調理にガスを使わないこともあります。
ところがお風呂は、独り暮らしでもガスを使います。
浴槽を使う場合とシャワーのみでは使用するガスの量も変わりますが、基本的に毎日使うものなので、ガスの使用量で占める割合も大きいのです。
ガス会社を変えずプランの変更だけでも安くなる
賃貸住宅での一人暮らしの場合、個人でガス会社を変えるということは基本的に難しいです。
ただしガス会社によっては、お得なプランを用意している会社もあります。
現在契約しているガス会社によってプランの内容は変わりますが、使用する時間帯によって料金が変わるプランや、ほとんどガスを利用しない世帯向けのお得なプランなども中にはあります。
このようなガス料金のお得なプランは、契約しているガス会社のホームページなどで調べることができます。
またプラン内容の変更を検討する場合、ガス会社の価格比較サイトを利用するのも賢く節約する方法の一つです。
種火をこまめに消すと節約効果大
一人暮らしでガス料金を節約するには、お風呂の種火をこまめに消すのが効果的です。
特にお風呂の給湯器のスイッチを消し忘れることが多い人は、スイッチを消す習慣をつけるだけで年間最大1000円の節約になります。
ガス会社によっては電気とセットでお得なプランもある
沖縄のガス会社の中には、電気事業とセットで行っている会社もあります。
県内での利用者が多い沖縄ガスがその1つで、現在契約している電力会社から切り替えると電気料金が安くなります。
残念ながらこのプランを使っても、沖縄のガス料金が安くなることはありません。
ただし電気代も1か月の生活費の中では大きな負担となるので、「ガス&電気料金の総額が安くなる」と考えればかなりお得です。
ガス料金の内訳と使用の注意を知って賢く節約を!
一人暮らしの場合も、ガス料金の内訳を知っておくことは家計の節約に役立ちます。
またどんな時にガスを使うのかを知ることで、月々の請求に関係するガスの使用量を減らすことができます。
ガス会社を変えてガス料金を大幅に節約することは難しいですが、ガス料金の仕組みが分かれば、一人暮らしでも賢く節約することができます。