【沖縄移住者の在宅介護】自分らしく最後まで生きる方法

元気なうちは移住生活を満喫できても、いざ病気や介護が必要になると不安もたくさん出てきます。でも周りに親族がいなくても、最後まで自分らしく沖縄での生活を楽しむこともできます。それを実現するポイントとは?

老後

「一人ぼっちにならない移住生活」を今のうちから心がける

自然が豊かな沖縄では、自給自足の生活をすることも夢ではありません。

もちろん自然と向き合う生活もステキですが、「一人ぼっちの移住生活」ではいざとなった時に困ります。

沖縄には昔から「ゆいまーる」という相互扶助精神が根付いていますが、「困った時だけのお付き合い」ではいくら何でも周囲からの手助けを受けることは出来ません。

「いい時も悪い時も共に助け合う」ということが本来のゆいまーるですから、「元気なうちにどれだけたくさんの人とつながりを持てるか」が何よりも重要になります。

たしかに人との付き合いには面倒なこともあります。風習の厳しい地域や田舎では、移住者に対して必ずしも肯定的であるとは限りません。

また面倒なしきたりや近所づきあいなども多く、都会から移り住んでくるとそのことに対して不満を感じることもあるかもしれません。

もちろん元気なうちであれば、こうしたことを避けて生活したとしても何も不自由を感じないかもしれません。

でもいざ病気や介護が必要になって誰かの手助けが必要になったとしても、それまでの付き合いがなければ誰も手を貸してはくれません。

最後まで沖縄で自分らしく暮らしていきたいと思うのであれば、「一人ぼっちにならない移住生活」を心がけなければ実現はかなり難しいです。

これは元気な今だからこそ出来る大事な老後の準備です。

いざ介護が必要になっても利用できるサービスはたくさんある

介護

沖縄移住生活を続けていると「いざとなった時にはどうしよう」という不安が出てきます。

確かに陸路で本州とつながっていませんから、いざとなった時に家族や親族を呼ぼうとしてもすぐに対応してもらえるとは限りません。

でも病気や介護が必要になった場合、利用することが出来るサービスの存在を知っていればそれほど慌てる必要もありません。

例えば病気になって入院や手術が必要になった場合、気になるのは病院に支払う医療費ですよね?

でもこの場合もあらかじめ「限度額適用認定証」を申請・交付してもらうことによって、負担を最小限に抑えることが出来ます。

「限度額適用認定証」は世帯の収入に応じて病院の窓口で支払う金額が「自己負担限度額」の範囲内となるのですが、適用されるためには支払いを済ませる前に病院窓口に認定証を提示する必要があります。

少し面倒かもしれませんが、この手続きを済ませておけば窓口で支払う金額を限度額の範囲内に抑えることが出来ます。

限度額適用認定証が準備出来なかった場合あ、「高額療養費制度」を利用することで負担を減らすことが出来ます。

ただし支払った医療費から限度額を超えた金額が払い戻される制度になっている上に、審査に数カ月時間がかかるため一度に支払う金額が大きくなります。

このように病気で入院が必要になった場合でも、きちんと申請をすれば医療費を抑えることが出来る制度があります。

もちろん医療費だけでなく介護サービスにおいても同じように便利な制度があります。

ところがこうした便利な制度は「自分で申請をしないと利用を出来ない」ということが多いです。

そのためあらかじめ利用が出来る制度やサービスのことを知っておく必要があります。

逆に言えば「便利なサービスがあることを知っていれば、無駄な不安を抱える必要はない」ともいえます。

家族の理解を得ることが何よりも大事

家族を残して沖縄移住をしている場合は、いざとなった時のことまできちんと家族と話をしておくことが大切です。

なにしろ本州から沖縄への移動手段は飛行機や船に限られています。県内には電車もありませんし、陸路で本州とつながっているわけでもありません。

ですから何かあった時に家族が掛け付けたくても、すぐに対応することが出来る環境ではないのです。

特に病気で介護が必要になると、本人の希望だけでなく家族の希望も優先されます。

どんなにあなたが沖縄での生活を望んでいたとしても、状況や家族の希望によってはそれが叶わないこともあります。

だからこそいざとなった時のことも含めて家族の理解を得ておくことが、最期まで自分らしく沖縄で暮らし続ける大事な条件となります。

沖縄移住は「いざとなった時」のことも含めて考えよう

沖縄での移住生活は、確かに魅力的です。でもいざとなった時に家族や親族が周りにいないことは、沖縄移住のデメリットです。

でもデメリットがあることが分かっていれば、あらかじめ準備することもできます。

元気なうちに少しずつ準備をしていけば、たとえ家族や親族が近くにいなくてもあなたが思い描く沖縄生活を最後まで続けることが出来ます。