沖縄の十五夜

10月に入り秋の訪れを感じている方も多いのではないでしょうか。沖縄はまだまだ暑い日が続いていますが、十五夜のニュースを聞くとちょっぴり秋の訪れを感じます。

十五夜は満月ではない?

十五夜とは旧暦の8月15日のことを言い、2017年は10月4日です。「中秋の名月」とも言われます。十五夜イコール満月ではありません。十五夜に満月になることの方が少ないです。ちなみに2017年の満月は10月6日なので、少しだけ欠けていることになりますね。

お月見をするわけ?

十五夜の夜はお団子などをお供えしてお月見をします。古代の人々は月の満ち欠けによって農作業の時期を決めて暮らしていました。

十五夜の時期は農作物の収穫のシーズンであり、その収穫をお月様に感謝する大切な日であったと言われています。(諸説あり)

十五夜のお供え

十五夜のお供えと言えば、お月見団子、すすき、収穫された野菜などですね。白い小さいお団子をピラミッド型に積み重ねたのは、丸いお団子を月に見立てたと言われています。すすきは稲穂に見立てていたようです。収穫された野菜はそのまま収穫を報告するためですね。

最近では、河原や空き地にすすきが自生しているのを見かけることも減りました。お花屋さんで購入するのが一般的になってきましたね。

沖縄のお供えは「ふちゃぎ」です

沖縄でも十五夜には、「ふちゃぎ」を仏壇や火の神(ヒヌカン)にお供えして、収穫に感謝し、そのあとでみんなで「ふちゃぎ」を食べます。

ふちゃぎ

この見た目もインパクトのある「ふちゃぎ」は上新粉に水を加えてこねて蒸したものに、塩ゆでした小豆をまぶしつけたものです。形は小判型か、俵型をしています。小豆には魔よけの意味があり、小豆をつぶさずにまぶすことで厄を払う意味があります。

さらにびっくりなのが、甘くないんです!甘くないというか味がほとんどしません。食べにくいので、砂糖を付けながら食べたりもするようですが、最近は砂糖入りのものも販売されています。

十五夜

砂糖なし、砂糖ありと表示されているので、お好みのものを選んでください。黒糖やヨモギなどもバリエーション豊富でスーパーや和菓子屋さんでは飛ぶように売れていました。

糸満大綱引が開催されます

沖縄の各地で行われる綱引きは古代から伝わる伝統行事です。糸満大綱引は毎年、中秋の名月の日に行われます。沖縄県内でも中秋の名月に綱引きを行うのは糸満大網引だけです。

糸満大綱引は五穀豊穣、大漁祈願、家内安全、無病息災を願い、南北に分かれた雌雄の綱の結合によって実りを祝し、勝負の結果で吉凶を占う行事です。夕方の綱引の前には「道ズネー」があり、旗頭を先頭に舞踊や伝統芸能を披露しながら練り歩きます。綱引は誰でも参加することができますよ!

八月十五夜祭

十五夜の10/4には、浦添市の各公民館で、指定文化財(無形民俗)である獅子舞や棒術の演舞があります。一般の方でも自由に見学できますよ。

プラネタリウムでお月見

「十五夜」(旧暦の8月15日)は10/4、「十三夜」(旧暦の9月13日)は11/1です。この時期は空が澄んで特に月が美しいと言われています。モノレール牧志駅からすぐの「ほしぞらプラネタリウム」では、「プラネタリウムでお月見」のイベントを開催します。

プラネタリウム

  • 10/20(金)開演:18:30 開場:18:10
  • 10/21(土)開演:17:00 開場:16:40

この2日間は特別無料投影の日なので、誰でも無料で見ることができます。先着80名までとなっているので、早めに行かれたほうが良いと思います。生活に深くかかわる月の魅力や月の不思議の話しを聞くことができますよ。

秋の夜長にお団子を食べながら、うさぎを探しながら、お祭りに参加しながら、家族でお月見をしてみませんか。