沖縄のぶくぶく茶の楽しみ方

ネーミングがとってもかわいいイメージのある、沖縄のぶくぶく茶。実は、伝統的な沖縄のおもてなしのお茶であり、琉球茶道ともいわれています。食堂やカフェでも楽しめるぶくぶく茶には、こんな楽しみ方があります。

沖縄のぶくぶく茶とは?

ぶくぶく茶

沖縄のぶくぶく茶は、名前から伝わるイメージ通り、お茶を泡立てて飲む伝統茶。そんな沖縄のぶくぶく茶には、こんな秘密があります。

そもそもぶくぶく茶とは?

ぶくぶく茶は、明治時代から昭和の戦前まで、沖縄県の那覇市内で飲み親しまれていた伝統茶です。

もともと沖縄の水は、サンゴ礁が含まれているため、硬度が高いのが特徴です。この硬度の高い水のおかげで、メレンゲのようなきめの細やかな泡を作ることが出来るため、まさに沖縄でしか飲むことが出来ない伝統的なお茶でもあるのです。

ぶくぶく茶の由来

ぶくぶく茶は、ぶくぶくー皿と呼ばれる木鉢に、炒り米を煮だしたものを、さんぴん茶や番茶ともにいれ、大きな茶筌で泡を立てるものです。この時に泡立つ泡は、ホイップクリームのようになります。

この見た目や特徴的な泡から、「ぶくぶく茶」といわれるようになったといわれています。

ぶくぶく茶の歴史

ぶくぶく茶の歴史は、一説によると、1587年の茶会の席で、茶の代用として用いられた炒った米粉が琉球に伝わり、それが琉球王朝時代に進化して、ぶくぶく茶の原型となったといわれています。

その後、琉球王国を訪れる冊封使への接待などにぶくぶく茶が用いられるようになり、さらに、首里の氏族などの間で広がっていきました。

そのため、琉球王府のおひざ元である那覇や首里を中心に、ぶくぶく茶は親しまれていったといわれています。

ただし、このぶくぶく茶は、明治時代には流行も下火になっていき、さらに、第二次世界大戦以降は、一時、その習慣も途絶えてしまいます。

復活のための動きがみられるようになったのは、1950年代後半。その後も有志の活動によって研究がすすめられ、1980年ごろには再び沖縄にぶくぶく茶の文化が復活しました。

ぶくぶく茶は盛り付け方も独特

ぶくぶく茶は、ぶくぶくー皿の中で、さんぴん茶や番茶を泡立てていくのですが、さらにこのあと、ぶくぶく茶ならではの盛り付けがあります。

なんと、茶碗の中に、少量の赤飯を入れ、泡立てたぶくぶく茶を、山盛りのご飯を器に盛りつけるかのように、たっぷりと盛り付けます。

そして最後に、炒った落花生を小さく砕き、トッピングのように上に乗せます。

実際に私も、さんぴん茶を泡立てたぶくぶく茶をいただいたことがあるのですが、ほんのりとさんぴん茶の香りがして、とってもさっぱりした味わい。一緒に添えられた茶菓子と一緒にいただくと、素朴ながら品の良いお茶の味を楽しむことが出来ます。

ぶくぶく茶が楽しむことが出来るカフェ

ぶくぶく茶は、もともと、那覇や首里出広く楽しまれていたお茶です。そのため、那覇市内のカフェで、楽しむことが出来ます。

うちなー茶屋ぶくぶく

那覇市壺屋にあるやちむん通りのすぐ近くにある「うちなー茶屋ぶくぶく」では、落ち着いた空間の中で、さんぴん茶を泡立てて作ったぶくぶく茶を楽しむことが出来ます。

やちむん通りに近いということもあり、店内で使われている器のほとんどが、壺屋焼。散策の合間の休憩に、ちょっと立ち寄ってみるのも楽しいですよ。

主なメニューには、ぶくぶくさんぴん茶のほか、黒糖ぜんざいセット、古代米のおにぎり、ぶくぶく泡盛などがあります。

  • 住所:那覇市壺屋1-28-3
  • 電話:098-861-2950
  • 定休日:日曜日
  • 営業時間:10:00~18:00

嘉例山房

嘉例山房は、「かりーさんふぁん」と呼びます。首里城のすぐ近くである首里池端町にお店を構えているので、のんびりとした空間で、ゆっくりとぶくぶく茶を楽しむことが出来ます。

こちらのお店では、ぶくぶく茶の泡立て体験もできます。沖縄旅行の記念に、こちらの泡立て体験も楽しんでみてはいかが?

  • 住所:那覇市首里池端町9
  • 電話:098-885-5017
  • 定休日:火・水曜日
  • 営業時間:11:00~19:00

カフェ沖縄式&琉球珈琲館

ぶくぶく茶だけでなく、ちょっと変わったぶくぶく珈琲も楽しむことが出来るのが、こちらのカフェです。

ぶくぶく茶は、自家製焙煎大豆に、ウコンや苦瓜などをブレンドしたオリジナルぶくぶく茶。伝統的なぶくぶく茶とはちょっと違いますが、コクのある味が面白いです。

さらにこちらのカフェでは、ぶくぶく茶ならぬ「ぶくぶく珈琲」がおすすめ。こちらも、大豆に苦瓜をブレンドしたオリジナル珈琲に、ぶくぶく茶独特のこんもりとした泡が盛られていて、見た目でもとっても癒されます。

  • 住所:那覇市久米2-31-11
  • 電話:098-860-6700
  • 定休日:不定休
  • 営業時間:11:00~22:30(ラストオーダー22:00)

南城市カフェ ナチュラ

美しい沖縄の海を見ながら、のんびりとぶくぶく茶を楽しむことが出来るお店もあります。

それが、南城市にあるカフェ「ナチュラ」です。

こちらのカフェの水は、全国名水百選にも選ばれている「垣花樋川」の水。ハーブ茶、ジャスミン茶、さんぴん茶のぶくぶく茶を楽しむことが出来ます。

ちなみにこちらのカフェでは、ぶくぶく茶体験だけでなく、併設されている施設で、陶芸療法士による陶芸セラピーを体験することもできます。もちろん、一般的な陶芸体験やシーサー作りも体験できます。

  • 住所:南城市南部知念久手堅405番地
  • 電話:050-3636-2270
  • 営業時間:11:00~17:00